TOFUBAR(アサヒコ)から分かる”価値”の創出方法【ネットビジネス外伝】
目次
TOFUBAR(アサヒコ)のチャレンジ
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(→【画像元】)
豆腐メーカー・アサヒコのTOFUBARが大ヒット!
●豆腐メーカー・アサヒコのTOFUBARが大ヒット!
ハヤトです。
(ハヤトの全てを理解して下さい♪→【人生レポート】)
最近、プロテイン市場が活気づいていますね。
そこにまた新製品が出てきました。
それも、豆腐メーカーから!
以下、2021/05/10 日経MJ P.14から引用。
『豆腐メーカーのアサヒコ(さいたま市)は3月、「TOFU PROTEIN(トーフプロテイン)」の全国展開を始めた』
『アサヒコは、2020年11月にもコンビニエンスストア向けに「TOFU BAR(豆腐バー)」を発売した。和風だしと柚子胡椒風味(エリア限定)の2種類で、水切りや薬味なしで片手で豆腐を味わえるよう仕上げた』
『豆腐バーの小売価格は138円と木綿豆腐より単価が高い。出
引用終わり。
記事には「TOFU PROTEIN」がありますが、今日の記事の本命は、その次にある
・TOFU BAR
の方です。
豆腐を「BAR」にして、片手で食べられるような「携帯食」にし
HP上には、「豆腐バー」と「TOFUBAR」の両方の表現があります。
ここでは、わかりやすそうなTOFUBARで統一します。
TOFUBARは大ヒット中ですが、そのヒットの秘密、そして、その背後にある「開発戦略」を見ていきましょう!
「おかず」としての「豆腐」から、「プロテイン摂取」戦場へ
●「サラダチキン」を競合として開発されたTOFUBAR
TOFU BARのウリは、たんぱく質(プロテイン)の含有量。
以下、2021/05/10 日経MJ P.14から引用。
『アサヒコでは、栄養バランスも検討している。サラダチキンでと
引用終わり。
プロテイン(たんぱく質)の含有量を、試作品の7gから10gに
その理由はなんでしょう?
そして、記事に『サラダチキンでとれるたんぱく質』という表記が
その理由は、『サラダチキン』を競合においているからです。
アサヒコの商品HPを見てみましょう。
以下、HPから引用。
『「TOFU BAR」1本(68g)には、良質な植物性たんぱく質が10gも含
『もっちり噛み応えのある食感は、手軽にたんぱく質が摂取でき
引用終わり。
『手軽にたんぱく質が摂取できることで人気のサラダチキンやサラ
そして、その「サラダチキン」「サラダフィッシュ」が人気な理由
先ほどの記事に、『サラダチキンでとれるたんぱく質が12~13グラムとされる』とあります。
競合であるサラダチキンの12~13gと比べて、プロテイン含有
そこで、『改良を重ね10グラムにまで高めた』(記事より)わけです。
”プロテイン摂取”という意味で言えば、確かに7gだと、感覚的に心
10gあると、あとは食事で(それこそ豆腐で)補える、という感
●「おかず」としての「豆腐」から、「プロテイン摂取」戦場へ
ここで、TOFUBARは、
・豆腐だが、豆腐という「使い方」ではない
ということがわかります。
「サラダチキン代わりのプロテイン摂取」というのが、TOFUBARの使い方なんです。
だからこそ、プロテイン(たんぱく質)の含有量を高めていく必要
「プロテイン摂取戦場」という、自社にとっての「新戦場」を狙って
会社全体として見ると、
・「おかずとしての豆腐戦場」から「プロテイン摂取戦場」への戦
というのが、TOFUBARの戦略的な意味だったわけです。
そして、だからこそ「TOFUBAR」は、豆腐の主戦場である「スーパー」ではなく、「コンビニ」を狙ったわけです。
冒頭の記事の『アサヒコは2020年11月にも、コンビニエンスス
コンビニで売っている「サラダチキン」を競合にしているわけです
「戦場」が変われば「チャネル」も変わるわけです。
戦場が変われば強みが変わる。新しい戦場で新しい強みを作ろう!
●戦場が変われば強みが変わる。新しい戦場で新しい強みを作ろう!
TOFUBARは、
・「おかずとしての豆腐戦場」から「プロテイン摂取戦場」へ
と、自社にとっての新戦場を狙って開発されました。
しかし、「プロテイン摂取戦場」には、既に多くの競合がいます。
「自社にとっての新市場」は、「競合にとっての既存市場」です。
そこでの「強み」がなければ、「プロテイン摂取戦場」にいる既存の
プロテイン摂取戦場における「強み」は何でしょう?
●プロテイン摂取戦場で活きる「植物性」という強み
「プロテイン摂取戦場」におけるTOFUBARの強みは何かというと・・・・
以下、HPから引用。
『また、植物性たんぱく質は、動物性たんぱく質に比べ飽和脂肪酸
引用終わり。
TOFUBARは、もともと「豆腐」ですので、植物性たんぱく質です。
だから、「コレステロール」が低いんです。
コレステロール値が高く出る人にとっ
実際、プロテイン粉末でも、ソイプロテインが出ています。
”ザバス”
そこにはニーズがある、ということでしょう。
では、豆腐そのものでもいいのでは、、、、となりますが、「豆腐」そのものに対するTOFUBARの強みは、どこでも食べられることです。
TOFUBARは、会社でも食べられるようなスティックタイプになっていることが、「豆腐」そのものに対する強み、です。
・豆腐に対する強み:スティック状で会社などでも食べやすい
・「サラダチキン」などの動物性プロテインに対する強み:植物性
と、それぞれに対する「強み」があることがわかります。
なお、先ほどの「ソイプロテイン粉末」に対する「強み」は、水に
TOFUBARの「弱み」は、「要冷蔵」という点。
豆腐だけに、常温保存ができません。
その意味で言うと、強力な競合は「プロテインバー」でしょうか。
・いつでもどこでも持ち運べて食べられる
・プロテイン15g含有
という意味で、強力な競合になるでしょう。
これに対する強みは、やはり
・「植物性」である
・豆腐のヘルシー(
というところでしょうか。
「プロテイン摂取戦場」には様々な競合があり、「モノ」(商品)
お客様のアタマの中での「競合」は、「モノ」(商品)ではなく、「価値」「うれしさ」(この場合はプロテイン摂取)で起きている
伸びるプロテイン市場、縮む豆腐市場
●伸びるプロテイン市場、縮む豆腐市場
では、なぜ「プロテイン摂取」戦場を狙ったのでしょうか?
ここで、プロテイン市場・豆腐市場を見ていきましょう。
まず、プロテイン市場ですが、大きく伸びています。
以下、明治のニュースリリース(→【該当ページ】)から引用。
『2020年のプロテイン市場は約770億円(見込み)で、5
引用終わり。
5年前の3倍ですから、コロナより前からそのような傾向にある、
一昔前だと、プロテインは、
・筋トレする人がジムでシェイクして飲むマニアックな飲み物
でした。
ですので、スポーツショップに行かないと買えませんでした。
今の
それが、色々な意味で健康に良い、という評価をされるようになり
●豆腐の支出金額
それに対して、「豆腐」はどうでしょう?
例によって、総務省の家計調査から見ていきます。
2015年:5,662
2016年:5,667
2017年:5,479
2018年:5,351
2019年:5,118
2020年:5,309
(→【総務省家計調査(家計収支編)時系列データ(二人以上の世帯)】)
2020年は、おそらくはコロナによる内食の伸びかと思います。
それ以外の年は一貫して減っていますし、2020年の伸びも、2年前に戻っただけにすぎません。
2015年→2019年の4年間で1割落ちていますから、急激な落ち
●伸びる戦場への「シフト」を狙ったTOFUBAR
こう見てくると、TOFUBARは、
・主戦場である「豆腐」の急激な落ち込み
・「プロテイン摂取戦場」の急激な伸び
を見た上で、「プロテイン摂取戦場」を狙って商品を開発した、と
そして、「豆腐」の「植物性」という「強み」を活かせるのが
・TOFUBAR
という「プロテイン摂取戦場」向けの商品だったわけです。
結果として、
・『出荷数は4月時点で340万本』(冒頭の記事)
・『2020年11月の発売から生産ラインが間に合わないほどの
という大ヒット商品になりました。
しかも、冒頭の記事にあるように、
『豆腐バーの小売価格は138円と木綿豆腐より単価が高い』
と、高く価格を設定できます。
自社の主戦場だった「豆腐」は衰退しています。
しかし、だからと言って、全くお門違いの新商品を開発するのはリス
ですが、よく見てみると、「豆腐」のすぐ近くに
・自社の強みがすぐに活かせる新しい戦場(=プロテイン摂取)
があったわけです。
しかも、自社にとっては高単価な市場です。
「戦場」は、モノではなく「使い方」で定義されること、そして、自
ハヤトの考察:TOFUBAR(アサヒコ)のチャレンジはネットビジネスマンを勇気付ける!
から分かる価値の創出方法【ネットビジネス外伝】②-1-300x240.jpg)
(→【画像元】)
以上、TOFUBAR(アサヒコ)の事例を見てきたわけですが、「戦場を見極める」というのは、僕がネットビジネスをやっていても、いつも感じることです。
僕は、「価値は使い方に表れる」ということを利用し、1つの商品で数千万の収益を上げてきました。
1つの商品だから1種類なんてのは当たり前です。
しかし、今回のマーケティングを使えば、1つの商品を10種類にも20種類にもできます。
この魔法により、僕は他のネットビジネスマンと比べても、異次元の実績を積み上げられたんです。
例えば、「月30万の副収入を得る方法」なる教材を販売したとします。
普通のネットビジネスマンであれば、そのまま”月30万の副収入を得る方法ですよー”みたいな売り方をすると思うんですよ。
しかし、今回の記事の教訓は何でしょうか。
そう、<戦場は使い方で区分され、価値は使い方に表れる>でした。
使い方というのは、TPO(Time,Place,Occasion)で考えるとわかりやすいですね♪
ここに”人(誰が)”を加えれば、使い方が掴めます。
その教材を買ったとき、「教材でビジネスを学ぶ」・「教材のやり方で実践してみる」という、インプット・アウトプットの2つに大別されます。
「教材でビジネスを学ぶ」というインプットの使い方で考えると、
・誰が→大学生が
・いつ→登下校の時間に
・どこで→電車内で
・どうやって→時間潰しに
という使い方に限定させて、「バイト代に加えて、副収入も稼いじゃおう!」というメッセージで教材を販売することができます。
他にも、
・誰が→OLが
・いつ→お風呂上がって寝るまでの自由時間に
・どこで→リビングのソファに座りながら
・どうやって→自分を高める方法として
でも”使い方”を定義できますし
・誰が→専業主婦が
・いつ→お昼の空いた時間に
・どこで→家で
・どうやって→パート感覚で
でも定義できます。
こうすれば、全く同一の商品であっても、10通り20通り50通り100通りの売り方ができるんです!
そして、こうやって作ったメッセージは、相手に刺さります。
「みなさーん、聞いてくださーい」
なんて大声を張り上げても、全く振り返ってもらえないでしょうが
「佐藤さーん、佐藤次郎さーーん」
って叫べば、たまたまその場にいた佐藤次郎さんには振り返ってもらえます。
これと同じ原理で、該当者がものすごく狭いメッセージを打ち出せば、当てはまる人は少ないですが、当てはまった人には、確実に興味を持ってもらえます。
逆に、誰にでも当てはまるメッセージは、誰にも響かないんです。
これが、ビジネスが下手な人がドツボにはまる原因です。
ですので、このTOFUBAR(アサヒコ)の事例のように、しっかりと戦場を使い方で区分し、それとマッチする商品を制作・販売することを心がけましょう!
せっかく一生懸命作ったコンテンツが、全く誰にも届かないなんて、悲しすぎますから。。。
僕も最初はマーケティングのマの字もなく、超ド級のヘタクソ人間でしたが(笑)、学び、実践し、身に付けられてから、ネットビジネスにおいては無双できるようになりましたので、あなたにもそうなってほしいですね♪♪
それでは。
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